『霊氣』とは何ですか?
日本では江戸時代以前から伝統的に 人が怪我をしたり、病氣になった時、その人の体に両手をかざしたり、手の平を患部に当てて癒す『手当て療法』を施してきました。日本語の『治療』を意味する『お手当て』もこれに由来します。霊氣療法はこの『手当て療法』なのです。
『霊氣』という日本語は古事記にも登場し、古来より自然界の神秘的な生命力を表現する言葉として使われています。例えば、『伊勢神宮の内宮は深い霊氣に満ちている。』という様な言い回しは日本で育った方なら一度は耳にしていることでしょう。 『霊氣療法』は大正時代に臼井甕男(うすいみかお)と言う男性が心と身体を改善する手当て療法を系統立てのが始まりです。その後、施術者を育成し、普及活動を行う『臼井霊氣療法学会』を設立されました。 臼井霊氣療法は森羅万象に満ちる生命力(霊氣)を取り入れて、施術者の手の平から流すことで、心身の健康状態を回復・改善・促進させる手当て療法です。 現在『霊氣療法』は、家庭内療法の役割りに加え、通常医学の扶助治療、代理治療として医療機関でも用いられています。 霊氣療法と通常医学を比較して、最も興味深い点は、病氣や怪我の治癒促進効果に加え、『心と身体と魂』を浄化する作用が霊氣療法にはあることです。 伝統霊氣の施術者は、創始者の臼井先生が掲げた『五戒』と呼ばれる日常生活の指針を実践し、施術の質を高めて行きます。この様に、伝統的な霊氣療法には施術者の心身改善による人格養成と霊氣療法による社会貢献の二大要素があると言えるでしょう。 |